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何か変だぞ「物づくりHEADLINE

                修理をしない!
・腕時計の電池がなくなったから買い替える。
・電卓の調子が悪いので買いかえる。
新品の製品が1000円前後で購入できますのでよくある話ではないでしょうか?

               修理する?

こんな事はどうでしょう。
・電子レンジが急に動かなくなった。業者に見てもらうと
「内部の部品を交換すれば直ります.部品代と工賃で25,000円ぐらいかかります。同等の性能の新品が50,000円ぐらいで買えますが修理しますか?」
・エアコンの調子が悪い。業者に見てもらうと「内部の部品を交換すれば直ります.部品代と工賃で25,000円ぐらいかかります。同等の性能の新品が50,000円ぐらいで買えますが修理しますか?さらに上位機種のものなら70,000円ですが電気代がお得で10年でもとがとれますよ。」
悩ましい選択ではないでしょうか。電化製品は非常に高機能で
コンパクトに進化しました。その副作用で町の電気屋さんが自ら修理出来ず、壊れた部品を交換するという修理方法となっています。
          修理する!
ではこんな事はどうでしょう。
・7年前新車を300万で購入した。エアコンがきかなくなったので修理見積をしてもらったら「センサーという部品が壊れているので5万円ぐらいで直りますがどうしますか?」車が好きで3年ごとに乗りかえる人は別として一般的には修理するのではないでしょうか。
あなたも一度はこのような「修理するorしない」で悩んだ事があるはずです。
「修理するor修理しない」の選択以外に「修理できない」という事があります。これは非常に困ります。買い替えるしかありません。
なぜ修理出来ないのか。それは製品が部品の集合で出来ているからです。そして、その部品がそのメーカーからしか購入出来ないからです。こんな物づくりは変ですね。
・家電製品には公正競争規約で補修用性能部品の保証期間が定められています。製品によって異なりますが5年から9年はメーカーが保有しているようです。「家電10年」とよく言われるように10年で家電製品は買い替え時期が 来ます。数十万円の製品ですから
みなさん10年間使用できれば買い替えています。(私個人的にはあまり納得できませんが)
ではこれが数百万の製品になったらどうでしょう?
・自動車にも部品保管期間はあるようです。「走行に必要な部品」に限っては10年間保管する義務があるようです。でも自動車が10年たったら「修理出来ない」では困りますね。現在自動車が10年たったら修理出来ないという事はありません。これは自動車の修理をする人が頑張って部品を全国から探してくれたり、中古部品を手配してくれたりしているおかげです。ありがたいですね。
・複写機いわゆるコピー機です。A2タイプだと100万以上します。
補修用性能部品保有期間は7年です。歯車1個壊れたら
「修理できません」となります。最悪ですね。複写機業界は何か変ですね。
以上身の回りの物について、製品の価格と使用可能期間について
見てきました。私個人としては
  1000円の電卓   3年   ○
  10万円の電子レンジ   10年   △  
  200万円の自動車  15年   ○
  100万円のコピー機   7年   ×
という印象です。みなさんはどうでしょう。2000万円の家は何年
使用出来れば,○でしょう?
いづれにしても使用し続けたいのに「修理出来ない」という事になる物づくりは何か変ですね。
住宅も新築から20年位すると修理する場所が出てきます。「部品が無いので修理出来ません」は最悪です。「修理するより建て直した方がいいですよ」なんて事も困ります。「修理するとこれだけ費用がかかりますが住み続けられます」という風にしたいものです。